帯状疱疹とは
幼少時に水痘帯状疱疹ウイルスにより水痘(水ぼうそう)にかかった際治癒しますが、治癒後もウイルスが神経節に潜伏しており、免疫力が低下した時に活性化し帯状疱疹を発症します。一般的には50代から70代にかけて発症のピークがあります。帯状疱疹は皮疹や痛みを生じ、時に皮疹が治癒した後も痛みなどが長期間持続する(帯状疱疹後神経痛)ことがあります。
予防接種について
帯状疱疹は、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されています。また、帯状疱疹が治った後も長期に痛みが残ることがあり、帯状疱疹神経痛(PHN)と言われ、約2割の人がなると言われています。帯状疱疹ワクチン接種の目的は、発症あるいは重症化の予防です。
生ワクチンと不活性ワクチン
「ビケン」 乾燥弱毒性水痘(生ワクチン) |
「シングリックス」 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活性ワクチン) |
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接種回数 | 1回 | 2回 2回目は1回目接種から2ヶ月後、遅くとも6ヶ月後までに接種する。 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
注意事項 | 明らかに免疫機能に異常がある方、免疫抑制をきたす治療を受けている方は接種できません。 | - |
他のワクチンとの間隔 | 生ワクチン(注射剤)は27日以上あける | 規定なし |